「美味しさ」の模倣は難しくても「見た目」の模倣が簡単な食品こそ意匠権で保護

物品の外観を保護する意匠権で保護された製品デザインのほとんどが衣服・機器・機械などの工業製品で占められていますが、なかには寿司、ケーキ、たこ焼きなどの食品も含まれています。

「用途・機能が同じならデザインが良い方が選ばれる」と言うように、用途や機能での差別化が難しいモノはデザインの良し悪しが需要を左右します。

食品の世界も「美味しい」ことはもちろん、見た目の良さも大切な要素なのですが、意匠権を取得している食品はごくわずかです。

食品の意匠権取得は難しいという固定観念や、食品自体ではなく食品のパッケージの意匠権を取得するという食品業界の慣習などが食品の意匠権が少ない理由として考えられます。

しかし、「美味しさ」を模倣することは難しくても「見た目」のデザインを模倣することが簡単な食品にあって食品自体のデザインを意匠権で保護することは、価格競争に巻き込まれるリスクを排除し、継続的な独占実施による食品のブランド形成にも寄与するなど、メリットは少なくありません。

 

 

 

 

 

 

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