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「ダイソー」と「ダサソー」の商標権侵害訴訟

「ダイソー」と「ダサソー」の商標権侵害訴訟

韓国の雑貨店「」と100円ショップの「」の商標権侵害訴訟。

一審ではダイソー側の主張は認められず敗訴しましたが、高裁ではダイソー側の主張が認められました。

 

商標権の侵害訴訟では、「ダサソー」と「ダイソー」に接した消費者が2つの商標を混同するかどうかを判断します。

 

つまり、「ダイソー」という雑貨店で買い物をするつもりの消費者が、「ダサソー」という店舗の看板をみたときに、「ダイソー」と間違えて、「ダサソー」という雑貨店で買い物をする可能性を判断します。

 

この場合、「ダイソー」の周知性が高いほど、消費者が「ダイソー」と「ダサソー」を混同する可能性は低くなります。

参考 「商標の外観が似ていても商標権を侵害するとは限らない」

日本では「ダイソー」の周知性はかなり高いので、「ダイソー」と「ダサソー」を混同する可能性は低くなります。

 

韓国において、「ダイソー」がどの程度、周知されているかは分かりませんが、日本ほど周知性が高くなければ、「ダイソー」と「ダサソー」を混同する可能性は高くなります。

 

今回の侵害訴訟で、韓国では「ダイソー」と「ダサソー」の周知性が高くなったので、今後は2つの商標が混同すると判断される可能性は低くなるでしょう。

 

追記

2015年10月15日、ダイソーの勝訴が確定しました。

 

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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