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「光」の意匠に注目

「光」の意匠に注目
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高層ビルのライトアップにみられるように光で装飾された建築物が増えています。
昼間の印象とは全く違う印象を与える「光」建築物ですが、このような建築物はこれまで意匠法の保護対象ではありませんでした。

不動産を理由に建築物が意匠法が保護する物品に含まれないこと、そして個体でないことを理由に光が物品に含まれないこと、がその理由です。

今回の法改正により、不動産が物品に含まれることになりました。

さらに光が物品に含まれるように審査基準が改正されました。

この2つの改正により、今後は都市空間の演出に欠かせない建築物が意匠登録の対象になります。

さて「光」が意匠登録の対象になることにより、もう一つ見逃せないことがあります。
それは公知デザインの意匠登録の可能性です。

光の点灯により表れる模様・色彩が意匠の要素に加わることで、これまで公知のデザインだった物品であっても、「光」の点灯態様を工夫して物品の外観を設計すれば、新たな意匠として意匠登録の対象になり得ます。

例えば自動車の前照灯をみてみましょう。
単純に前方を照灯するだけではなく、近年は、線形に点灯させたり、点灯・点滅を繰り返して動的に照灯させる前照灯を採用する自動車が増えてきました。

引用元 https://www.quadis.es/articulos/los-nuevos-faros-matrix-led-de-audi/131306​


これまで消灯した状態でしか意匠として認められなかったのに対し、これからは点灯により表れる模様・色彩を付加した状態も意匠として認められるようになります。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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