ブログ

ビートルズの曲を路上で演奏すると何が問題なのか

ビートルズの曲を路上で演奏すると何が問題なのか

著作権のなかの演奏権が問題になります。

演奏権とは、自分が作った音楽を他人に無断で演奏させないための権利です。

このためビートルズに限らず著作権が満了していない楽曲を権利者に無断で演奏することはできません。

Medium 3297481840

 

photo credit: tochis via photopin cc

ただし、この原則を通すと何かと不都合が多いので例外規定が設けられています。

それは、

営利を目的としない、

通行人からお金をもらわない、

演奏する人に演奏料が支払われていない、

この3つを全て満たせば例外的に権利者の許諾を得なくても演奏することができます。

 

法律の例外規定は厳格に運用されます。

営利か非営利かの判断にしても簡単ではありません。

定期的に路上演奏をする場合、演奏それ自体は非営利でも広告宣伝効果が生じるので営利性があると判断されるかもしれません。

通行人が払ってくれるチップは絶対に受け取ってはいけません。

演奏代を貰ってはいけません。

 

さて路上で演奏するには著作権上の制約が多い日本ですが海外の事情はどうなっているのでしょうか。

ビートルズを生み出したロンドンには地下鉄の駅構内でチップを貰いながら堂々とビートルズの曲を演奏している人たちがいます。

ビートルズのお膝元だから多めに見ているという訳ではありません。

構内で演奏する人たちはバスカーと呼ばれ地下鉄当局の許可を得た人たちです。

バスカーが演奏できる理由は、バスカーを管理する地下鉄当局がバスカーに代わって著作権使用料を支払っているからです。

関連記事

  1. 中国企業の総経理という肩書を信じてはいけない 中国企業の総経理という肩書を信じてはいけない
  2. 社会通念上の「公衆」と著作権法上の「公衆」の違いを解説します
  3. 中国商標にマドプロを使わない3つの理由 中国商標にマドプロを使わない3つの理由
  4. FTAで重要になるコーポレートブランドの海外商標登録 FTAで重要になるコーポレートブランドの海外商標登録
  5. 同じデザインを使い続けると最強のブランドを手に入れることができる…
  6. 従業者が商標権を侵害したときの個人事業主の責任 従業者が商標権を侵害したときの個人事業主の罪
  7. 秘密保持契約書を締結して民事・行政・刑事を活用する中国リスク対策…
  8. 設計図を無断で使用して生産された製品を著作権で守ることはできません 設計図を無断で使用して生産された製品を著作権で守ることはできませ…

このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

パーソナルリンク

認証済みサービス

プロフィールを表示 →

PAGE TOP