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中国で特許を出願するときは部品の意匠も出願しておく

中国で特許を出願するときは部品の意匠も出願しておく

ネットのオークションを覗いてみると、ベンツの部品やBMWの部品が数多く出品されています。

オークションで純正以外の部品を安価に仕入れて修理を依頼するのだそうです。

このような純正以外の部品の多くが世界の工場と言われている中国で製造されています。

 

製品に対して特許を取得しておけば、その製品に使われる部品を他社が無断で製造すれば特許権の侵害になると思っている方が多いと思います。

間接侵害の規定がある日本では、製品に使われる部品も保護されますが、間接侵害の規定がない中国では、製品に対して特許を取得しただけでは、製品に使われる部品を製造販売しても特許権の侵害にはなりません。

製品だけでなく部品についても特許を取得できれば良いのですが、部品自体は汎用技術を使っているので特許を取得できるような技術的特徴がないことが多いと思います。

 

そこで部品に対して意匠権を取得しておくことをオススメします。

技術的な特徴がなくても外観のデザインに特徴があるとして部品の意匠権を取得しておくのです。

中国の場合、意匠は無審査で登録されるので意匠権は容易に取得できます。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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