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中国の特許出願が増えるほど日本の特許が潰れやすくなる

中国の特許出願が増えれるほど日本の特許が潰れやすくなる

長い時間と多くの費用をかけて、ようやく特許権が与えられた発明ですが、この権利は、いつ潰れるかもしれない、という地雷を抱えています。

特許庁に出願された発明は、先行技術にもとづいて、特許庁の審査官が入念に審査を行います。

審査官が先行技術として調査する資料は、ほとんどが特許庁のデータベースに蓄積されている特許文献です。

 

ところが先行技術として調査しなければならない資料は、特許文献だけではありません。

特許文献の他にも、マニュアルやパンフレットがあります。

マニュアルやパンフレットは、特許文献に比べて検索し難いため、どうしても調査に漏れがでてきます。

 

調査し難いマニュアルやパンフレットの他に、最近では中国語の文献が、これに加わりました。

今や中国で出願される特許や実用新案の件数は、日本やアメリカを抜いて世界一です。

英語やドイツ語の文献にアクセスできる審査官はいても、中国語の文献にアクセスできる審査官はほとんどいません。

 

中国語の文献こそが、いま日本の特許庁審査官を悩ましている資料なのです。

中国語の文献は、今後も増え続けていくので、調査の漏れは、ますます多くなります。

中国の特許出願や実用新案出願が増えれば増えるほど、日本の特許が潰れやすくなります。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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