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中国を攻略するための模倣品対策

中国の模倣品対策のために特許や商標を中国へ出願するのは当然ですが、中国の模倣品対策を成功させるためには中国へ出願するだけでは不十分です。

世界の工場である中国からは世界中に模倣品が流通します。

模倣品の流通経路の上流に位置する中国を攻略できれば模倣品の流通を止めることができるのですが、地方保護主義を採る司法や、摘発に積極的ではない行政を相手にしなければならず、思うような模倣品対策ができないのも事実です。

そのような中国を攻略する方法の一つに、中国から模倣品が輸出された国の侵害判断を得ることが効果的です。

司法権独立の原則に基づき、中国においても他国の判断に干渉されずに判決を下します。

しかし、多くの国で侵害判決が出ている中国から輸出された模倣品に対して、中国だけが侵害を否定する判決を下すというのは、知的財産権を重視するという国際調和を乱すことになります。

技術的な判断を伴う特許権侵害にしても、誤認混同を判断する商標権侵害にしても、知的財産権の侵害判断は各国において同じ結果が出やすいものです。

複数の国における侵害判断を以て中国の司法や行政を攻略するために、中国だけではなく中国以外の複数の国へ特許や商標を出願しておくことが効果的です。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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