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中国税関が個人輸入を狙い撃ち

中国税関が個人輸入を狙い撃ち

開封検査率が低かったり簡易課税制度の適用で軽減税率の恩恵を受けていた中国の個人輸入ですが、2016年4月8日から中国税関は個人輸入に対する運用を厳格化します。

運用厳格化の理由は海外製品の個人輸入の増加です。

偽物が氾濫する国内マーケットを信用しない中国の消費者が本物を求めて海外から製品を直接輸入するようになり、個人輸入量は年々増加の一途を辿っています。

 

今回の運用改正により、一人あたり年間20000元(1元20円とすると40万円)、一回の輸入が2000元(同様に4万円)を超える個人輸入は、普通の貨物と同じように関税、増値税、消費税(贅沢品について)が課されることになります。

2000元以内の個人輸入の場合、関税は免除され増値税と消費税(贅沢品について)が課されます。

 

例えば、1500元の化粧品を個人輸入すると、増値税と消費税を加えた税率は32.9%。

2500元の化粧品を個人輸入すると、増値税と消費税を加えた上記税率に加えて、さらに関税60%が課せられます。

2016-04-08_1008

参考 税関総署国家税務総局 越境EC販売輸入税政策通知

参考 輸入品関税に関する通知

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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