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五輪ロゴ、専門家の「似ている」判断が世間と違う理由

五輪ロゴ、専門家の「似ている」判断が世間と違う理由

五輪ロゴの類否問題。

世間の多くの人たちが「似ている」と判断したのに対して審査委員会は当初「似ていない」と判断していました。

これには理由があります。

 

デザイナーなどの専門家は日頃から多くのデザインに接しています。

このためデザインの細部にも目が行き届き、それこそ兎の毛程の違いをも識別できる目利き力を身につけています。

 

侵害鑑定を業とする弁理士という専門家は、対象となる2つの技術やデザインを仔細に検討して類否判断をします。

世間では同じように思われる技術やデザインを似ていないと判断することは決して珍しくありません。

 

商標の世界でも、似ていると思うロゴデザインが多く登録されています。

似ていると思うロゴデザインも、特許庁審査官という専門家は「似ていない」と判断して商標登録を認めています。

 

専門家ではなくても、ルイヴィトンやエルメスなどの著名ブランドのロゴデザインを知っている人は、似たようなロゴデザインの細部の少しの違いにも敏感に反応し、2つのロゴデザインは似ていないと判断できてしまいます。

 

多くのデザインに接しているデザインの専門家が五輪ロゴを「似ていない」と判断してしまうのは仕方がないことでもあります。

参考 商標が有名になると類似範囲が狭くなる不思議

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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