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企画書や仕様書のアイデアは著作権では守れません

企画書や仕様書のアイデアは著作権では守れません

クラウドサービスの普及で、これまでシステム開発に縁が無かった人でも、簡単にシステムを開発する環境ができ上がっています。

システムを開発するときに必要な仕様書を作り、それに基づいてエンジニアがシステムの開発を進めていくのですが、その仕様書の流出が増えているようです。

参考 「百度文庫にあなたの会社の機密文書が流出しているかもしれない」

 

企画書や仕様書の流失で問題になのは、企画書や仕様書に書かれているアイデアが盗まれることです。

企画書や仕様書は、アイデアを文章や図面で表現した著作物なので、企画書や仕様書を複製すれば複製権の侵害となり、企画書や仕様書をネットにアップロードすれば公衆送信権の侵害になります。

 

ところが著作権法はアイデア自体を保護することはできないので、企画書や仕様書に書かれているアイデアが盗まれて、第三者がアイデアを具体化したとしても、それを阻止することはできません。

 

システム開発を進めていく上で、仕様書に書かれたアイデアを守るためには、エンジニアとの間で守秘義務契約を締結するのが一般的です。

一般に、クラウドサービスを利用したコンペ方式の場合、守秘義務契約を締結する前の段階で、仕様書を不特定のエンジニアに公開することになります。

これでは仕様書に書かれたアイデアが流出する危険を避けて通ることはできません。

 

なお仕様書に書かれたアイデアを確実に保護したい場合、そのアイデアが技術的な内容であれば特許権を利用するという方法もあります。

 

参考 取扱説明書・仕様書のコピーを著作権で守る方法

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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