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似ている商標を使っても犯罪にならない中国

似ている商標を使っても犯罪にならない中国

前回、中国では小規模な模倣品は摘発され難いという事情を紹介しました。

参考:中国が模倣品天国であり続ける理由。見逃される小規模な侵害

中国が模倣品天国であり続ける理由。見逃される小規模な侵害

 

中国が模倣品天国であり続ける理由は他にもあります。

 

 

商標権の侵害とは、登録商標と同じ又は似ている商品を、商標が登録されている商品・サービスと同じ又は似ている商品・サービスに使うことです。つまり、

「登録商標と同じ商標を、登録されている商品・サービスと同じ商品・サービスに使うこと」

「登録商標と同じ商標を、登録されている商品・サービスと似ている商品・サービスに使うこと」

「登録商標と似ている商標を、登録されている商品・サービスと同じ商品・サービスに使うこと」

「登録商標と似ている商標を、登録されている商品・サービスと似ている商品・サービスに使うこと」

の4つの形態で使うと商標権の侵害になります。

 

ところが中国の刑法に規定されている登録商標冒用罪(刑法213条)には、登録商標と同じ商標を同じ種類の商品・サービスに使う場合しか規定されていません。

つまり登録商標と似ている商標を使っても犯罪ではなく、登録されている商品・サービスと似ている商品・サービスに使っても犯罪ではない規定になっています。

 

登録商標をそっくりそのまま使う摸倣は少なく、文字や図形の一部を変えた摸倣が多いのですが、文字や図形の一部を変えた商標は登録商標と同じではないため、刑法の登録商標冒用罪には当たらないことになります。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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