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嫌がられるJASRACにも良いところがある

嫌がられるJASRACにも良いところがある

JASRACの良いところを理解するにはJASRACがなかった場合を考えてみると良いでしょう。

音楽を利用したい場合の原則は、音楽の著作権が帰属する権利者に予め許諾を得ることです。

無断で音楽を利用すれば著作権の侵害になります。

 

ところが利用したい音楽の権利者が誰かということや、その権利者がどこにいるのかを探すということは、極めて大変な作業です。

運良く権利者が見つかり交渉にたどり着けたとしても、利用条件に折り合いがつかず、音楽を利用できないという場合もあるでしょう。

 

JASRACはこのような面倒な作業を一気に解決することができるシステムを提供しています。

つまり、利用したい音楽の著作権者が誰か、その権利者はどこにいるのか、利用料などの条件は何かという、音楽を利用するときの事前の作業の窓口となるのがJASRACです。

JASRACが管理している音楽を利用する場合、音楽の著作権者を特定する必要もなく、その著作権者を探す必要もなく、料率などの条件を交渉する必要もなく、JASRACが定めている利用料を払うだけで、音楽を利用することができます。

 

JASRACに利用料を払わなければ音楽を利用できない、のではなく、JASRACに利用料を払いさえすれば音楽を利用できる、というところがJASRACの良いところです。

 

JASRACの料率が高すぎると考える人もいるかもしれませんが、著作権者と直接交渉ということになれば、場合によっては、JASRACが定めた料率よりも高くなるかもしれません。

 

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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