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文字と図形を組み合わせた商標を登録するときに気をつけたいこと

文字と図形を組み合わせた商標を登録するときに気をつけたいこと

・記号を組み合わせた商標は、文字だけの商標、図形だけの商標、記号だけの商標に比べて識別力を発揮しやすく登録し易いというメリットがあります。

識別力がない文字だけの商標を登録することはできませんが、識別力がある図形と組み合わせれば、商標全体として識別力があると判断されるからです。

 

商標を登録することだけを考えれば、文字・図形・記号を組み合わせた商標にメリットはあるのですが、商標が登録されたあとは第三者が使用する商標に対して類似を主張しにくいというデメリットがあります。

登録商標が文字と図形を組み合わせた商標の場合で、第三者が使用する商標が登録商標を構成する文字だけ、または図形だけの場合に問題が起こります。

第三者が使用する文字、または図形と、登録商標を比べた場合、両者は非類似であると判断される場合がほとんどです。

 

この問題は、商標の登録方法を変えることで対処することができます。

商標を登録するときの原則は、実際に使用する商標と同一の商標を登録することです。

実際に使用する商標を登録して使用し続けることが商標の価値を高める方法だからです。

 

しかし、文字と図形を組み合わせた商標の場合は、文字だけの商標と図形だけの商標に分けて登録するようにします。

文字と図形を組み合わせた商標の使用は、つまり、文字だけの商標と図形だけの商標を組み合わせて使用することに他ならないからです。

 

文字だけの商標と図形だけの商標を分けて登録すれば、第三者が使用する商標が文字だけ、または図形だけの場合であっても類似を主張することができます。

 

しかし、この登録方法には欠点があります。

文字と図形を組み合わせた商標を登録する場合に比べて倍の費用がかかります。

 

文字と図形を組み合わせた商標ではなく、文字だけの商標または図形だけの商標に代えることができないかを改めて検討してみることも大事です。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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