壁に落書きするならミッキーよりファービー

子供がミッキーマウスの絵を壁に落書きしただけでも著作権侵害で訴えられるという都市伝説のような話があります。

ミッキーマウスには著作権があるので、たとえ子供の落書きでも複製権の侵害になります。

 

ではファービー人形の絵を壁に落書きしたらやはり複製権の侵害にあたるのでしょうか。

ファービー人形に著作権があれば壁への落書きは複製権の侵害にあたります。

ところがファービー人形の著作権が否定されるという判決があります。

参考 玩具「ファービー」人形のデザインは美術の著作物に該当しないと判断された事例

 

ミッキーマウスとファービー人形の違いは、ミッキーマウスは原作が漫画であるのに対して、ファービー人形の原作は玩具という点です。

漫画を原作とするミッキーマウスは美術の著作物に該当します。

玩具として作られたファービー人形は工業製品なので著作権法の保護対象ではありません。

 

同じようなキャラクターなのに、ミッキーマウスを壁に落書きすると複製権の侵害になり、ファービー人形を壁に落書きしても複製権の侵害ではないという不思議なことが起こります。

関連記事

  1. 真の著作権者は誰にも分からない 真の著作権者は誰にも分からない
  2. 商標登録出願、拒絶理由が通知されても諦めてはいけない理由とは 商標登録出願、拒絶理由が通知されても諦めてはいけない理由とは
  3. 絵で見る中国の知財パワーの凄まじさ
  4. 引用するときの大事なルール 他人の著作物を引用するときの大事なルール
  5. 立体商標と意匠の使い分け 立体商標と意匠の使い分け
  6. 国内回帰で日本でも中国名漢字商標を登録 国内回帰で日本でも中国名漢字商標を登録
  7. 知っておきたい通関の流れ
  8. 国境のないクラウドサービスを知的財産で守る 国境のないクラウドサービスを知的財産権で守る
PAGE TOP