iPhone6を中国で転売すると商標権侵害

iPhone6を中国で転売すると商標権侵害

転売で話題になっているiPhone6。

中国国内に輸入される製品は、強制認証を得る必要があります。

iPhone6は強制認証を得ておらず中国国内販売が未定だったこともあり、多くの中国人が外国のアップルストアに押しかける事態になりました。

外国のアップルストアで購入したiPhone6の中国での輸入販売は並行輸入です。

中国では特許製品の並行輸入は国際消尽を理由に合法ですが、商標製品の並行輸入については特に規定していません。

このため商標製品の並行輸入については商標権を侵害するという判断と商標権を侵害しないという判断があります。

ところが強制認証を必要とする製品の並行輸入については商標権を侵害すると判断した裁判例があります。

タイヤメーカのミシュラン社が、日本で生産された正規品のタイヤの中国における輸入販売について商標権侵害を理由に提訴した事件です((2009)長中民三初字第0073号)。

被告が輸入販売しているミシュランタイヤは日本で生産された正規品だったのですが、強制認証を得ていなかったため、本来であれば、中国では販売できない商品です。

強制認証を得ていないタイヤの中国での使用はタイヤ使用者にとって性能及び安全面でリスクがあり、万が一、タイヤの使用によって使用者が損害を被った場合は、使用者はミシュラン社に責任を追求することになります。

この事件では、販売が許可されていない製品を中国で販売することが違法行為であること、そのような製品を使用して損害を被った場合に商標の信用を失うおそれがあること、を理由に、認証手続きを得ていない商標製品の並行輸入は商標権の侵害であると判断しています。

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