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罰則なしの「ザル契約」を交わしていませんか?

法律の遵守率を高めるための立法技術の一つは、遵守しない場合の罰則を定めておくことです。

国家が国民に対して定めるルール(法律)以外にも、当事者が自由に定めたルール(契約)があります。

契約も遵守率を高めるために罰則を定めておけば良いのですが、罰則を定めている契約は極めて少ないのが現実です。

これから取引を始めようとするときに交わす契約では、悪いことは書きたくないという思いから当たり障りのないことしか書かれていません。

しかし、罰則がない契約は、「ザル法」と同じで遵守率が低くなります。

 

ルールを守っている間は取引が継続されます。

取引を継続させるためにはルールを守る必要があります。

一方、取引を継続させる必要がなくなればルールを守る必要もなくなります。

罰則がないのであれば尚更ルールを守ろうという気持ちがなくなります。

 

トラブルが発生したときこそ契約で定めたルールを守って欲しいわけですが、罰則がないためルールが守られることはありません。

 

「ザル契約」にならないためにもルールが守られなかったときの罰則や補償に関するルールを契約で定めておきましょう。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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