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著作権侵害は誰にとって悪なのか

他人のコンテンツを無断でコピーしたり配布したりすることを著作権法では侵害と規定しています。

著作権を侵害する「複製」等の行為は刑事罰の対象にもなる悪質な行為ですが、本当に著作権侵害は悪いことなのでしょうか。

 

コンテンツを作っただけで満足する人はいないと思います。

誰かに読んでもらいたい、誰かに聴いてもらいたい、コンテンツを創った自分の存在を知ってもらいたい、と思うはずです。

そんなときに便利な方法がインターネットを使った拡散です。

 

コンテンツを無断で拡散することが著作権の侵害であると認識されていますが、コンテンツを創作した人の全てが、「拡散」を望んでいないとは限りません。

本当は無断で拡散してもらいたいと思っているのかもしれません。

 

著作権侵害に該当しても、無断で「拡散」してもいいと思っている人にとっては、その「侵害」は悪いことではなく良いことなのです。

今後、著作権の侵害が非親告罪になる可能性が高くなってきました。

良い殺人・悪い殺人という観念がないから、殺人をしたら被害者が親告しなくても刑事罰を科すというのはわかります。

良い「拡散」・悪い「拡散」が観念できる以上、無断で「拡散」したらコンテンツを創作した人が「被害」を親告しなくても著作権侵害として刑事罰を科すというのは如何なものでしょうか。

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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