パソコン上で作った書類に捺印するだけのために印刷を強いられることがあります。
捺印もパソコン上でできれば書類を印刷するという手間が省けます。
今回はパソコン上で捺印するために使う電子印鑑の作り方を紹介します。
用意するものは、印鑑、カメラ付き携帯電話又はデジタルカメラ、パソコンです。
先ず、紙面に捺印した印鑑の印影をカメラ付き携帯電話又はデジタルカメラで撮影し、印影データを作成します。
次に、印影データをパソコンに取り込みます。
最後に、パソコン上で印影データを加工し、画像データとして保存します。
ワードで作成した書類に捺印したいときは、捺印したい場所に印影の画像データを挿入するだけです。
画像処理ソフトを使って印影データを加工するのですが、Macを使っている人は、iPhotoの編集機能を使えば簡単です。
iPhotoの編集画面の「クイック修正」の中にある、「傾き補正」を使って傾きを補正し、「トリミング」を使って印影部分を抽出します。
傾き補正とトリミングを終えたら、「補正」ボタンを押して出来上がりです。
「補正」ボタンは背景を自動で白色にしてくれる機能です。
「補正」ボタンを押してもまだ白色にならないときは、「調整」の中にスライダを使って白色になるように調整します。
捺印したい書類がPDFの場合は、PDFを編集できるソフトを使います。
DrawBerryはPDFに画像を挿入できるMac用のフリーソフトです。
電子印鑑を作っておくと、捺印が必要な書類でも印刷することなく書類を用意できます。
出張のときは特に重宝します。