クラウドソーシングを利用することで海外のデザイナーを簡単に活用できます。
システム上で、著作権の譲渡契約も完結されるので、安心して利用することができます。
デザイナーに創作してもらったロゴマークを商標登録しても問題ありません。
これまで使ったことがある海外で人気のクラウドソーシングを3つ紹介します。
オーストラリアの企業が運営するサイトです。
最低利用価格は200ドル(+サイト利用料47ドル)。
気に入ったデザインがなければ返金してもらことができます。
アメリカの企業が運営するサイトです。
最低利用価格は299ドル。
こちらも気に入ったデザインがなければ返金してもらうことができます。
アメリカの企業が運営するサイトです。
最低利用価格は275ドル。
デザインの応募が30に満たない場合は返金してもらうことができます。
上記3つのサイトは、オーストラリア、アメリカに限らず世界中のデザイナーが登録されています。
海外のデザイナーを活用するメリットはデザインが斬新なことです。
日本人のデザイナーのクオリティは決して低くはありませんが、斬新さという点では少し物足りません。
250ドル〜という値段も魅力です。
国内のクラウドソーシングが約50000円なので、この点でも海外のクラウドソーシングを利用して海外のデザイナーを利用するメリットがあります。
利用料を高くすれば、有名なデザイナーを含む多くのデザイナーからの応募がありますが、最低利用料でも相当数の応募があります。
どのサイトも必要事項を選択するという簡単な方法です。
返金保証なので、まずはトライしてみてはいかがでしょうか。
追記
2013年11月、ロゴデザインをdesigncrowdと99designsを使って発注してみました。
designcrowdは99designsに比べて利用料が安いことがメリットですが、その差は50ドル程度なので余り気にする必要はないと思います。
両者を使ってコンペを開始したところ、99designsのエントリー数に圧倒されました。
99designsはコンペ開始から24時間以内で50個のデザインがエントリーされました。
この段階でかなり気に入ったデザインがエントリーされたので、返金保証を放棄したところ、さらにエントリー数は増えました。
最終的には300個のデザインのエントリーがありました。
最低利用料の299ドルでコンペを開始したので、利用料を高くすれば、さらに多くのエントリーがあると思います。
デザインの質も申し分ありません。
サイトの運営はアメリカですが、アジアのデザイナからエントリーが多かったのは意外でした。
利用料を高くすればアメリカやヨーロッパのデザイナからのエントリーが増えてくるかもしれません。
予選ラウンドでデザイナを選び、その後は決勝ラウンドに勝ち残ったデザイナ同士の熱い戦いが始まります。
デザインに対してランク付けをしていくと、デザイナが好みを反映してさらにデザインをエントリーしてくれます。
注意することは、高い評価を受けたデザインを、他のデザイナが見ることができてしまうので、似たようなデザインがエントリーされます。
デザイナが他のデザイナーのデザインを見れないようにするオプション(有料)も用意されているので、それを利用しても良いと思いました。
最終デザインを確定すると、デザイナとの間で譲渡契約が結ばれます。
すべてシステム上で完結します。
必要なデータ形式を伝えたり、細かい修正を指示して全てのデータの譲渡が終了すると、デザイナに報酬が支払われる仕組みです。
今回のコンペで勝者となったデザイナはインドネシアの方でした。
一方、designcrowdの場合ですが、エントリー数が見劣りしました。
コンペ開始から数日が経過しても気に入ったデザインのエントリーはなく、このため、返金保証を放棄することができませんした。
返金保証を放棄すれば、さらに多くのデザインがエントリーされるという運営者からのメールが頻繁に届きましたが、最後まで返金保証を放棄することはしませんでした。
コンペ終了が近づいても、気に入ったデザインのエントリーはなかったので、コンペ途中で返金リクエストを申請しようとしましたが、システム上、コンペ期間中の返金リクエストは受け付けないようでした。
改めてコンペ終了後に返金リクエストを申請しようとしたところ、返金リクエストを申請するボタンが無くなっていました。
サポートに連絡しても何の回答もないまま、数日が経過しました。
コンペ終了から一週間程度経過してようやくサポートから連絡があったのですが、返金リクエストができない理由は、返金保証を放棄したからだというものでした。
返金保証を放棄してはいない旨、サポートに伝えましたが、放棄したとしか回答がありません。
オペレーションヒストリーを提示してもらいたい、とリクエストしましたが、その提示もなく、返金保証を放棄したの一点張り。
システムの不備を主張したのですが、受け入れて貰えませんでした。
運営者からは、もし次回、コンペを開始する場合に優遇すると言ってきましたが、こちらは返金を主張し続けました。
結局、こちらの主張は受け入れてもらえず、利用料は返金されませんでした。
さてコンペ方式のいいところですが、多くのデザイナから様々はデザインのエントリーがある点に尽きます。
多くのデザイナからのエントリがあれば、お気に入りのデザインに巡り会える可能性が高くなります。
1人のデザイナに発注した場合、デザイナとの相性が悪いと良いデザインにたどり着くことは難しくなります。
何度も修正依頼をするのは気が引けるものです。
コンペ方式なら修正指示は不要です。
好きなデザインを選ぶだけです。
今回、はじめて海外のクラウドソーシングを利用してみました。
トラブルも経験しましたが、コンペ期間中は、1時間おきにエントリーを確認するというエキサイティングな毎日でした。