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模倣をビジネスに取り込む

模倣をビジネスに取り込む
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職業がらお客様には人の真似は行けませんよ、他人の知的財産権を侵害してはいけませんよ、と申し上げていますが、今回は敢えて「模倣」してくださいと言ってみることにします。

 

ここでいう「模倣」は、他人のアイデアをそのまま取り込むデッドコピー的な模倣ではなく、他人のアイデアを分析し、自分のビジネスに合わせて取り込むという模倣です。

 

安心してください。

今の世の中、他人のアイデアに依存せずに、独自のアイデアを考えだすことは到底不可能です。

全てのアイデアはすでにあるアイデアに依存せざるを得ないのです。

 

特許の世界の話しをしましょう。

世界の特許の9割が大企業からの出願と言われています。

さぞかし先端的なアイデアが生み出されているだろうと思うかもしれませんが、実際は殆どの発明がすでにある発明を改良したものなのです。

 

新しいアイデアを創造することが立派で、改良したアイデアなんて大したことないと思わないで下さい。

先人が考えたアイデアを分析し、それに基いて改良したアイデアを考えていく、これが繰り返されて現在に至っているのです。

 

創造的な企業の代名詞と言われているアップル社でさえ、純粋に自社で創作したアイデアなんてありません。

すでにあるアイデアをアップル風に改良しているだけです。

アップル風に改良する方法が素晴らしいため、我々は斬新なアイデアだと思ってしまうのです。

 

ビジネスに失敗はつきものですが、失敗するリスクをいかに減らして新商品や新サービスを提供し続けることが求められます。

ビジネスを行ううえで必要なのは、研究ではなく、開発です。

すでにある素晴らしいアイデアを模倣しながら開発していくことです。

 

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このコラムを書いている人

TANAKA Tomio

TANAKA Tomio

2004年弁理士登録 電機・電子・IT分野を得意とし国内・国外の権利化について豊富な経験と実績あり。 中国上海駐在経験を活かし中国実務についても豊富な経験あり。 知的財産調査官として特許を始め意匠・商標・著作権・不正競争防止に係る模倣品の輸入差止め審査に従事した経験を活かし模倣品対策についても積極的に取り組む。

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